【愛媛・松山旅行記】道後温泉と松山グルメを満喫!路面電車で巡る1泊2日の旅

松山空港に到着!みかんジュースの蛇口でお出迎え
📅 訪問日:2024年6月下旬(道後温泉修理完了直前の訪問)
朝、羽田から松山空港へ。空港に着いた瞬間に「松山に来たな〜」と感じさせてくれるのが、みかんジュースが出る蛇口と地元キャラクター「みきゃん」。旅の始まりからワクワクです。
空港から松山駅までは飛行機到着に合わせてリムジンバスが出ており、アクセスもスムーズ。松山駅からは伊予鉄に乗り込みます。
本当はインスタで有名な「下灘駅」に行きたかったのですが、時間の都合で今回は断念。その代わりに、まずは腹ごしらえ!
三津浜焼きでランチ
松山駅からはオレンジ色が印象的な伊予鉄電車で「港山駅」へ。駅近くの「ソフトタイム」さんで名物 三津浜焼き をいただきました。
「ハーフ」を注文しましたが、ボリューム満点!私にはちょうど良かったです。
みきゃんパークでスイーツタイム
一駅先の「梅津寺駅」で下車し、みきゃんパークへ。
1階はショップ、2階はカフェになっていて、かわいいグッズがいっぱい。伊予柑ソフトを食べながら海を眺めると、下灘駅に負けない絶景を楽しめました。
松山城へ!リフトに癒される時間
再び電車に乗り「大街道」へ移動し、松山城を目指します。ロープウェイかリフトを選べますが、私はリフトを選択。
松山は「ことばのちから」をキーワードにした街づくりをしているため、リフトに乗ると地面にたくさんの言葉が掲示されており、読んでいるととても癒されました。
松山城は日本に12しか残っていない現存天守のひとつで、江戸時代からの姿を今に伝える貴重なお城です。加えて、現存12天守の中でも「平山城(小高い山の上に築かれた城)」に分類され、標高132mの勝山山頂からは松山の市街地や瀬戸内海まで一望できる大パノラマが広がります。
城内には21棟もの重要文化財が残っており、「難攻不落の城」と呼ばれた堅固な造りが特徴。実際に歩いてみると、迷路のような通路や石垣の高さに圧倒され、「本当に攻めるのは難しいだろうな」と実感しました。
天守の外観は黒い下見板張りで、派手さはないものの落ち着いた渋い美しさがあり、まさに「いぶし銀の城」という言葉がぴったり。松山の街並みを背景にそびえる姿は堂々としていて、とても印象的でした。
本丸広場は広々としており、春には桜の名所としても有名です。季節によって表情を変えるお城なので、次はぜひ桜や紅葉の時期にも訪れてみたいと思いました。
道後温泉へ!レトロとモダンが共存する街並み
涼んだ後は路面電車で道後温泉駅へ。駅舎にはスタバも併設されていて、とてもおしゃれ。横には「坊ちゃん列車」が待機している姿も見られ、旅気分が一気に盛り上がります。
そのまま 道後ハイカラ通り商店街 を歩き、からくり時計を横目に「伊佐爾波神社」へ。長い石段を上って参拝し、御朱印もいただきました。戻るとちょうどからくり時計が動き出し、多くの観光客がカメラを構えていて大賑わいでした
参拝のあとは、改めて商店街をゆっくり散策。土産物店や飲食店がずらりと並び、とてもにぎやか。アーケードの天井は柔らかなグラデーションの照明で彩られ、歩いているだけでも楽しい雰囲気に包まれます。浴衣姿の観光客も多く見られ、温泉街らしい風情を感じながら、ここだけで小一時間は楽しめました。
飛鳥乃湯泉と蜷川実花さんの作品
道後温泉別館「飛鳥乃湯泉」へ。中庭には写真家・蜷川実花さんのインスタレーション作品が展示され、鮮やかな彩りが温泉旅館に映えていました。2回目の温泉で汗を流した後、地元クラフトビールで乾杯!お風呂上がりの一杯は最高です。
松山グルメを堪能!鮮魚旬彩 吉
夜は「鮮魚旬彩 吉」さんへ。YouTubeで紹介されていたのを見て訪れましたが大正解!
- じゃこ天
- ボリューム満点のお刺身盛り合わせ
- 鯛めし
どれも新鮮で絶品!松山の海の幸をたっぷり味わえました。
宿泊は松山ニューグランドホテル
観光とグルメを楽しんだあとは、今回の宿泊先 松山ニューグランドホテル へ。
ここは一見普通のビジネスホテルなのですが、実は 天然温泉付き なのが大きな魅力!松山中心部にありながら、旅の疲れをしっかり癒せるのは嬉しいポイントです。
さらに特筆すべきは 夜中でも温泉に入れること。観光で夜遅くまで歩き回っても、戻ってすぐにお風呂に入れるのでとても便利でした。一般的な温泉宿だと夜中は閉まってしまうことが多いですが、ここでは深夜でも温泉に浸かれる安心感があり、観光やグルメを最後まで満喫できます。
お部屋はシンプルでビジネスホテルらしい造りですが、清潔感があり快適。大街道や道後温泉エリアへのアクセスも良く、観光拠点としては文句なしでした。
「観光メインだけど温泉も楽しみたい」「コスパよく宿泊したい」という方にはピッタリのホテルだと思います。
2日目:温泉と文化に触れる旅
朝はもちろん温泉からスタート。その後チェックアウトし、再び道後温泉駅へ。
石手寺
路面電車で道後温泉駅へ行き、徒歩で「石手寺」へ。朝の散歩のつもりでしたが以外にも徒歩で20分ちょっと歩き、少し疲れました。
真言宗の古刹で、四国八十八ヶ所霊場第51番札所でもあります。国宝もあり、歴史と信仰の深さを感じるお寺でした。御朱印もいただきました。
みかんジュース飲み比べ
道後温泉駅に戻り、昨日立ち寄らなかった「10ファクトリー」で みかんジュース3種飲み比べ。
飲み比べも種類があり迷いましたが下記の3種を選択。
- 不知火
- せとか
- 果試28号(私の一番のお気に入り!)
少しお値段は張りますが、果試28号は迷わずお土産に購入しました。
途中みかんソフトも堪能!やっぱりみかん 大好きだ~!
坂の上の雲ミュージアム & 萬翆荘
道後温泉駅から市役所前に戻り、「坂の上の雲ミュージアム」へ。建築家・安藤忠雄氏の設計で、松山城の景観を意識した美しい建物です。
その奥には国指定重要文化財「萬翆荘」があり、戦禍を免れた貴重な歴史的建物を見学。萬翆荘のわきにある愛松亭にも立ち寄りました。ここは夏目漱石が松山在住時によく訪れていた場所として知られており、文人ゆかりのスポットです。趣ある和の空間でいただいたセパレートティーは格別で、しばし時が止まったような贅沢なひとときでした。
建物はこぢんまりしていますが、歴史を感じさせる佇まいと落ち着いた雰囲気があり、萬翆荘見学と合わせて立ち寄るのがおすすめです。漱石ファンや文学好きには特に嬉しいスポットだと思いました。
鯛めしランチ & 坊ちゃん列車
お昼は大街道近くの人気店 「かどや」さん で鯛めしをいただきました。テーブルには食べ方の札が置かれていて、初めての観光客にもわかりやすく、とても親切。
炊き込みタイプではなく、鯛のお刺身を特製のタレと卵でいただく宇和島風のスタイルで、上品ながらも濃厚な旨みが口いっぱいに広がります。もちろん味は最高で、大満足でした。
お店を出ると、ちょうど「坊ちゃん列車」が大街道駅に停車中。車掌さんがわざわざ降りてきて手を振ってくれるサービス精神に、なんともホンワカした気持ちに。観光客だけでなく地元の方々からも愛されている列車なんだな〜と感じました。
レトロな雰囲気の車両と街並みの組み合わせは写真映えも抜群で、松山観光に欠かせない存在だと思います。
さらに散策を続けていると、市役所前に停まっていた公用車までオレンジ色のみきゃんラッピング!思わず笑顔になってしまいました。松山は駅やバス、車、あちこちにオレンジカラーやみかんモチーフが散りばめられていて、本当に“みかん推し”の街なんだと実感します。
ビタミンカラーのオレンジは街全体を明るく元気に見せてくれて、とても印象的でした。
松山旅行を振り返って
最後に空港で「じゃこカツ」をいただき、帰路へ。
松山は街がコンパクトで、路面電車が便利。観光地も徒歩圏内で、歩いて楽しめる町でした。
私が訪れた6月は道後温泉本館が改装直前だったため、比較的観光客が少なくゆったり楽しめました。次は修復を終えた本館に入りたいです。
旅行情報まとめ
所要時間
- 松山城+道後温泉周辺:1泊2日が理想
- 石手寺や下灘駅にも行くなら2泊3日がおすすめ
ベストシーズン
- 春:桜と松山城のコントラスト
- 夏:下灘駅や海辺の絶景
- 秋:紅葉+温泉
- 冬:温泉メインでゆったり
個人旅行 vs ツアー
- 個人旅行のメリット:自由度が高く、街歩きやグルメを自分のペースで楽しめる
- 個人旅行のデメリット:移動や宿の手配が必要
- ツアーのメリット:効率よく観光地を回れる
- ツアーのデメリット:行程が決まっていて自由度が少ない
おすすめのお土産
- じゃこ天、じゃこカツ
- 10ファクトリーの柑橘ジュース
- タルト(小豆入りのカステラ巻き菓子)
- 道後ビール
✈️ 松山・道後温泉は温泉もグルメも街歩きも楽しめる、コンパクトながら充実した旅先でした。次回はぜひ道後温泉本館の復活した姿を楽しみに、また訪れたいと思います!