2泊3日

奥入瀬渓流と浄土ヶ浜を巡る東北3日間の旅|自家用車で行く絶景・自然満喫のルート

marukototamago

📅 訪問日:2021年7月下旬

東北の大自然を満喫した3日間の旅。今回は自家用車で奥入瀬渓流と浄土ヶ浜を巡ってきました。早朝に出発して北上し、八戸・奥入瀬・浄土ヶ浜と、東北の自然美をたっぷりと楽しんだ旅の記録を、写真とともにご紹介します。

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初日:夜明けとともに東北へ|八戸・蕪嶋神社を経由して奥入瀬へ

夜明け前に出発!長距離ドライブで東北道を北上

旅のスタートは夜明け前の午前4時。東北自動車道をひたすら北上します。途中のサービスエリアで数回休憩を挟みつつも、仙台までは比較的順調。そこから岩手県に入ると、県の大きさを実感します。「まだ岩手、まだ八戸に着かない…!」という感覚になるほど、東北のスケールを感じるドライブでした。

八戸の「蕪嶋神社」へ

最初の目的地は青森県八戸市の【蕪嶋神社(かぶしまじんじゃ)】。ウミネコの繁殖地としても有名で、頭上を大量のウミネコが飛び交い、にぎやかな鳴き声に包まれます。
階段の手前には傘が数本置かれており、これは“糞よけ”のため。傘をさして進む観光客の姿が少しユニークです。神社自体は高台にあり、八戸港の眺めも楽しめます。

  • 蕪嶋神社1
  • 蕪嶋神社2
  • 蕪嶋神社3
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  • 蕪嶋神社4

TOHOKU EMOTIONの走る沿線で

葦毛崎展望台付近のドライブ中、【TOHOKU EMOTION(東北レストラン鉄道)】が走る区間を通りました。白を基調としたスタイリッシュな列車が、海沿いをゆったりと走る姿はとても印象的です。まるで走るレストランそのもの。

この列車は八戸駅〜久慈駅間を運行しており、車内では本格的なコース料理が楽しめるとあって人気の観光列車です。今回は乗車はしませんでしたが、偶然その沿線を通ることができ、写真に収めることができたのはちょっとした嬉しいハプニングでした。

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  • 葦毛崎展望台1
  • 葦毛崎展望台2
  • 葦毛崎展望台3
  • 葦毛崎展望台4
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八戸から奥入瀬へのアクセス(自家用車の場合)

蕪嶋神社から奥入瀬までは車で約80分。道中は整備された国道を走るルートで、特に大きな渋滞もなく快適なドライブでした。途中、コンビニや道の駅もあるので、軽食や飲み物の調達も安心です。

公共交通機関を利用する場合のアクセス方法

自家用車での移動は自由度が高くおすすめですが、公共交通機関でもアクセス可能です。

  • 東京方面 → 【東北新幹線】で八戸駅(または七戸十和田駅)へ
  • 八戸駅 → JRバス東北の「みずうみ号」で十和田湖・子ノ口方面へ(奥入瀬渓流沿いの各バス停に停車)
  • 奥入瀬周辺の観光には、レンタサイクルや路線バスの利用も便利です。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテルでの贅沢な滞在

宿泊は、憧れの「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」。ロビーには岡本太郎作の巨大な釣鐘アートが飾られ、到着早々に非日常の世界に。大きな窓からは奥入瀬渓流が望め、ウェルカムドリンクを飲みながら景色を眺める時間は至福のひとときです。

  • 奥入瀬渓流ホテル1
  • 奥入瀬渓流ホテル2
  • 奥入瀬渓流ホテル3
  • 奥入瀬渓流ホテル4

館内は木のぬくもりを活かした落ち着いた空間。温泉は露天風呂から渓流を間近に感じられ、夜には星空、朝は鳥のさえずりが響く極上の癒しタイムが過ごせます。

  • 奥入瀬渓流ホテル5
  • 奥入瀬渓流ホテル6
  • 奥入瀬渓流ホテル7
  • 奥入瀬渓流ホテル8

二日目:奥入瀬渓流トレッキング

子ノ口〜石ヶ戸|奥入瀬渓流の見どころを歩く

  • 子ノ口1
  • 子ノ口2
  • 子ノ口3
  • 子ノ口4

二日目は早朝から奥入瀬渓流のトレッキングへ。十和田湖畔・子ノ口から石ヶ戸まで約9kmの道のりは、奥入瀬の魅力がぎゅっと詰まった人気のハイライトコースです。

  • 奥入瀬1
  • 奥入瀬2
  • 奥入瀬3
  • 奥入瀬4

最初に現れる「銚子大滝」は幅20mを一気に流れ落ちる迫力満点の滝。朝の柔らかな光に水しぶきがきらめき、幻想的な光景が広がります。その先には「九段の滝」「玉簾の滝」「雲井の滝」など、個性豊かな滝が次々に登場。遊歩道の脇を流れる清流や、苔むした岩、深い緑に包まれながら歩く時間はまさに癒しそのものです。

  • 銚子大滝1
  • 銚子大滝2
  • 銚子大滝3
  • 銚子大滝4


  • 雲井の滝1
  • 雲井の滝2
  • 雲井の滝3
  • 雲井の滝4

ゴールの石ヶ戸には休憩所があり、ここでレンタサイクルを借りて子ノ口まで戻るのが定番コース。歩きと自転車の両方で自然を感じられるのが奥入瀬ならではの楽しみ方です。

  • 石ヶ戸1
  • 石ヶ戸2
  • 石ヶ戸3
  • 石ヶ戸4

八甲田ロープウェイで山頂へ

トレッキング後は、車で【八甲田ロープウェイ】へ向かいました。ロープウェイは山麓駅から山頂公園駅まで約10分。標高1,300mの山頂からは、晴れていれば青森市街や陸奥湾、岩木山まで一望できる絶景スポットです。

この日はあいにくの曇り空で遠くの景色は望めませんでしたが、山肌を覆う原生林や、標高が上がるにつれて変化していく植物帯を眺めるのは興味深い体験でした。夏でも山頂はひんやりとしていて、軽い上着があると安心です。

  • 八甲田ロープウェイ1
  • 八甲田ロープウェイ2
  • 八甲田ロープウェイ3
  • 八甲田ロープウェイ4

グリランドのリブツアーでスリル満点の十和田湖体験

ロープウェイの後は再び十和田湖へ戻り、【グリランド(GRAND)】さんのリブボートツアーに参加しました。最終便の時間にギリギリ滑り込みでセーフ!

リブボートは最高時速100kmにも達するという高速ボート。湖面を疾走する迫力は想像以上で、絶叫系が好きな方にはたまらない体験です。スピード感だけでなく、普段は陸から見られない十和田湖の断崖や原生林を間近に眺められるのも魅力。風を切って走る爽快感に、自然と笑顔がこぼれました。

  • リブボートツアー1
  • リブボートツアー2
  • リブボートツアー3
  • リブボートツアー4

夕食は、フレンチレストラン「ソノール」でのコース料理。まずは渓流テラスでアペタイザーをいただき、渓流のせせらぎを聞きながら優雅なひとときを過ごしました。その後はレストランに移動し、目にも美しい本格フレンチのコースを堪能。味はもちろん、盛り付けや演出も洗練されていて、特別な時間になりました。 こちらのディナーコースは完全予約制で非常に人気が高く、早い段階で満席になることが多いので、宿泊予約とあわせて早めの手配がおすすめです。今回は一番遅い時間帯の予約となり、スタートが19時、食事が終わったのは22時頃でした。

  • ソノール1
  • ソノール2
  • ソノール3
  • ソノール4


  • ソノール5
  • ソノール6
  • ソノール7
  • ソノール8

翌朝の朝食ビュッフェでは、青森名産のリンゴジュースを数種類飲み比べできるのが魅力のひとつ。爽やかな酸味や甘みの違いを楽しみながら、朝から贅沢な気分に浸れました。自然と美食の両方を満喫できる宿です。 ちなみに、朝食も渓流テラスでいただくことが可能で、こちらは完全予約制。夕食以上に人気が高く、早い段階で満席になることも多いそうなので、予約はお早めに。

  • リンゴキッチン1
  • リンゴキッチン2
  • リンゴキッチン3
  • リンゴキッチン4

また、奥入瀬渓流の散策がメインになりがちですが、ホテル内でも一日ゆったりと楽しめるアクティビティが充実しています。館内には、奥入瀬渓流の自然や歴史をテーマにしたギャラリーやライブラリー、アート作品の展示などがあり、まるで美術館のような空間。天候が悪い日や歩き疲れた日でも、室内で十分に過ごせるのが魅力です。

おすすめはワークショップ。こけ玉作りやランプ制作、落ち葉を使ったアクセサリー作りなど、自然素材を使った体験ができます。どれも気軽に参加でき、旅の思い出やお土産としてもぴったりです。散策だけでなく、ホテル滞在そのものを楽しめるのも奥入瀬渓流ホテルの魅力の一つです。

  • ワークショップ1
  • ワークショップ2
  • ワークショップ3
  • ワークショップ4

三日目:浄土ヶ浜と青の洞窟ボートツアー

奥入瀬を出発し、車で約3時間で岩手県・浄土ヶ浜へ。途中、細い山道もありますが、目的地に着くと白い流紋岩と青く澄んだ海が目の前に広がります。その景観は「極楽浄土のようだ」といわれる通り、息をのむ美しさです。

  • 浄土ヶ浜1
  • 浄土ヶ浜2
  • 浄土ヶ浜3
  • 浄土ヶ浜4

人気の「青の洞窟ボートツアー」にも参加。ウミネコの餌を手に持つと、すぐに鳥たちが集まり、頭や肩にとまるハプニングも(笑)。洞窟に差し込む光で海面が青く輝き、神秘的な空間に包まれました。船上からの景色はどこを切り取っても絵になる絶景。写真好きにはたまらないスポットです。

  • 青の洞窟1
  • 青の洞窟2
  • 青の洞窟3
  • 青の洞窟4

旅のまとめとおすすめ情報

自家用車で巡った奥入瀬〜浄土ヶ浜の3日間は、移動の自由度が高く、自然をたっぷり堪能できる充実の旅になりました。ドライブ、トレッキング、宿での滞在、ボートツアーと、アクティブにもゆったりにも楽しめる東北ならではの旅です。

奥入瀬のおすすめ情報

  • ベストシーズン
     新緑の5〜6月、紅葉の10月中旬が特に人気。朝の時間帯は観光客が少なく静かに散策できます。
  • お土産
     青森リンゴの加工品(ジュース・バター・ジャム)、奥入瀬渓流モチーフの雑貨、ホテル限定グッズなど。

浄土ヶ浜のおすすめ情報

  • ベストシーズン
     夏のボートツアーは爽快!秋は空気が澄んで奇岩と青い海のコントラストが映えます。冬は雪景色との組み合わせも幻想的。
  • お土産
     三陸の海産物(わかめ・ホタテ)、浄土ヶ浜の写真グッズ、ウミネコモチーフの小物などが人気です。

自家用車での旅のポイント

  • 奥入瀬〜浄土ヶ浜間は片道約3時間。途中にコンビニやガソリンスタンドは限られるため、事前の給油と軽食の準備が安心。
  • 奥入瀬渓流周辺は駐車場が混雑することもあるので、早朝の行動がおすすめです。
  • 山道ではカーブが多いため、時間に余裕を持って安全運転を心がけましょう。
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ABOUT ME
まる子
まる子
超初心者ブロガー・会社員
三人の子どもを育て上げた後、限られた休日を大切にしながら旅を楽しむ会社員です。
おひとり様で計画した自由な旅から、娘との女子旅、家族旅行まで、国内各地を巡ってきました。
旅のスタイルは、その時の気分や季節に合わせて。
平日の夜はテニスやピラティスで体を動かし、週末や連休には心をリフレッシュする旅へ。
ブログでは、実際に訪れた観光スポットやグルメ情報、旅の行程や費用感も含めて、等身大の旅行記を綴っています。
あなたの次の旅計画の参考になれば嬉しいです。
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