白川郷から上高地へ|のんびり絶景&温泉満喫の2泊3日旅

marukototamago

📅 訪問日:2021年5月下旬(新緑のきれいな頃でした)

早朝、車で千葉県を出発。約6時間のドライブを経て、午前10時には白川郷の入口へ到着しました。
平日の午前中ということもあり、人はまばら。のんびりとした空気の中、橋を渡って合掌造りの集落へと向かいます。

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🏯 世界遺産・白川郷をのんびり散策

🏯 世界遺産・白川郷でのんびり散策|合掌造りの集落をじっくり楽しむ

千葉を早朝に出発し、約6時間のドライブを経て午前10時頃、白川郷の入口に到着しました。
平日の午前中ということもあり、観光客はまばら。
穏やかな青空の下、橋を渡る瞬間から一気に非日常の空気に包まれます。

🌉 静かな朝の吊り橋を渡って集落へ

駐車場から集落へと向かうには、庄川に架かる大きな吊り橋を渡ります。
朝のひんやりとした空気の中、ゆらゆらと揺れる橋を渡るのはちょっとした冒険気分!
橋を渡りきると、小さな石の鳥居が出迎えてくれ、目の前にはまるで昔話の世界に迷い込んだかのような景色が広がっています。

  • 白川郷1
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🏠 有名な「和田家」へ|歴史を感じる空間

集落の中心部に位置するのが、白川郷の象徴ともいえる【和田家】。
江戸時代末期に建てられた合掌造り家屋で、国の重要文化財にも指定されています。

中に入ると、祝いの席で使われていた器や調度品、農具などが丁寧に展示されています。
2階・3階部分は養蚕に使われていた屋根裏空間で、当時の暮らしぶりがそのまま残っており、歴史の重みを肌で感じることができます。

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現在も一部は住居として使われているため、観光中に「こんにちは」と住人の方とすれ違う場面も。観光地でありながら、ここには今も“生活”が息づいているのです。

🍡 集落内の食べ歩き&ひと休み

散策を続けると、軒を連ねる土産屋や茶屋から、香ばしい五平餅や炭火焼きの香りが漂ってきます。
誘惑に負けて、五平餅とソフトクリームを購入。
5月の心地よい気候の中、木の椅子に腰掛けてのんびりと食べる時間は、旅の醍醐味そのものです。

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白川郷のソフトクリームはミルクの味が濃く、自然の中で食べると一層おいしく感じます。
カメラを片手に景色を眺めながら、時間がゆっくりと流れていくのを実感しました。


🏞 展望台からの絶景は必見!

続いて、巡回バスに乗って展望台へ。
ここからは合掌造り集落全体を見渡すことができ、絵葉書のような景色が広がっています。

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  • 合掌造り4

ちょうどこの日は屋根の藁を葺き替える作業が行われており、職人さんたちが手際よく作業を進める様子を見ることができました。
なかなかタイミングが合わないと見られない貴重な光景に出会えてラッキー!

展望台からの景色は季節や時間帯によって表情が変わるので、可能であれば午前と午後の両方で訪れるのもおすすめです。
朝は光が斜めに入り、合掌造りの屋根に陰影が出てとても美しいですよ。

📝 白川郷を歩いてみての感想

白川郷は観光地ではありますが、テーマパーク的な人工感はなく、昔ながらの集落がそのまま生き続けている印象を受けました。
ゆったりと歩けば2時間ほどで一通り回れますが、できれば半日ほどかけて、のんびりと滞在するのがおすすめです。

朝早い時間帯や平日は特に静かで、写真を撮るにも最高のタイミングです。

☕ 飛騨高山で町歩き&ほっと一息カフェタイム

白川郷をあとにして、車でおよそ1時間。
次の目的地は【飛騨高山】です。江戸時代の城下町の面影を色濃く残したこの街は、「飛騨の小京都」とも呼ばれています。

町並み保存地区に足を踏み入れると、情緒あふれる古い商家や蔵が軒を連ね、まるでタイムスリップしたかのよう。
木造の建物と石畳、そして川沿いに並ぶ老舗の味噌蔵や酒蔵の風景は、歩くだけで心が穏やかになります。

地元の方の話によると、朝市や高山祭の時期はさらに賑わい、地元グルメや民芸品を求める観光客でいっぱいになるそうです。

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🍵 抹茶と和菓子でほっと一息

しばらく町歩きを楽しんだあと、気になるカフェを見つけて小休憩。
落ち着いた雰囲気の和風カフェで、抹茶オレと抹茶最中をいただきました。
風情ある町並みを眺めながら味わう甘味は、格別です。

観光で歩き疲れた足を少し休めつつ、ゆったりと流れる高山の時間を感じられるひとときでした。

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🌀 神秘的な飛騨大鍾乳洞へ

高山の街を後にして、次は【飛騨大鍾乳洞】へ向かいます。
標高約900mの場所にあるこの鍾乳洞は、日本有数の規模を誇り、全長約800mの洞内を歩いて見学できます。

洞内は年間を通して気温が約12℃とひんやり。夏でも上着が必要なほどで、外との温度差に少し驚きました。
ライトアップされた鍾乳石は幻想的で、長い年月をかけて自然が作り出した造形美には思わず息をのみます。

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また、併設の「大橋コレクション館」には世界の宝石や装飾品も展示されており、思いのほか見応えたっぷりでした。
自然と歴史、そしてちょっとした探検気分を味わえるおすすめスポットです。

🏨 宿泊は「渓流荘しおり絵」へ|心からくつろげる癒しの宿

この日の宿は、さわんど温泉にある【渓流荘しおり絵】。
当時は高級宿予約サイト「一休」でランキング1位に輝いたこともある、人気と実力を兼ね備えたお宿です。

館内に一歩足を踏み入れると、まず感じるのは静けさと上質な空気感。
入口で靴を脱ぎ、畳敷きの廊下を歩いてフロントへ向かうと、まるで高級旅館と古民家が融合したような落ち着いた雰囲気に包まれます。

🛏 お部屋で過ごす贅沢な時間

今回宿泊したのは、1階の露天風呂付き客室。
部屋数が多くない分、全体的にゆったりとした造りで、他の宿泊客と顔を合わせる機会も少なく、まるで別荘にいるような感覚です。

お部屋は和モダンなデザインで統一されており、畳の香りと木のぬくもりに癒されます。
お部屋でのんびり露天風呂に浸かる時間は至福そのもの。
観光の疲れがすーっと消えていくようでした。現在はさらにリニューアルされ高級感が増しているようです。

🍽 夕食は個室でゆったりと

夕食は個室風の空間で、落ち着いて楽しめるスタイル。
地元の旬の食材をふんだんに使った料理は、一品一品が丁寧に仕上げられていて、見た目も味も素晴らしかったです。
スタッフの方の説明もとても丁寧で、料理に対するこだわりがしっかり伝わってきました。

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🌿 温かいおもてなしに感動

渓流荘しおり絵の魅力は、施設の美しさや料理の美味しさだけではありません。
何より印象に残ったのは、スタッフの方々の心のこもったおもてなしです。

宿泊客一人ひとりに目が行き届いていて、程よい距離感で接してくださる心地よさ。
チェックインから食事、温泉、チェックアウトまで、すべてが自然で丁寧で、「またここに戻ってきたい」と思わせる宿でした。

🏔 上高地をたっぷり満喫|大正池〜河童橋〜明神橋へ

旅の2日目、いよいよ今回のメイン【上高地】へ向かいます!
朝早く宿を出発し、【さわんどバスターミナル】に車を停めて、そこからシャトルバスに乗って上高地へ。
マイカー規制のため、さわんどからのバス利用が基本ですが、バスの車窓から見える山々の景色も素晴らしく、移動時間さえワクワクが止まりません。

🪵 大正池からスタート|静寂と絶景の共演

まずは【大正池】で下車。
澄み切った空気の中、水面に映る穂高連峰の姿はまさに絵画のようで、朝の時間帯ということもあり観光客も少なく、静かな自然を心ゆくまで味わえました。

池の周辺をゆっくり散策しながら、鳥のさえずりや木々の揺れる音に耳を傾ける時間は、まさに癒しそのもの。
水辺に立ち込める朝靄が幻想的で、写真を撮る手が止まりませんでした📸

  • 大正池1
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  • 大正池4

🚶‍♂️ 自然を感じながら河童橋へハイキング

大正池をあとにし、1本後のバスで【河童橋】方面へ。
バス停から歩き始めると徐々に見たことのあるあの風景が目の前に見えてきました。

  • 河童橋1
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  • 河童橋4

道中では梓川の清流がずっと横を流れていて、透明度の高い水に思わず足を止めて見入ってしまうほど。
季節は初夏、木々の緑が柔らかく、川のせせらぎと鳥の声が混じり合うこの空間は、まるで別世界に迷い込んだようでした。

🌉 河童橋から望む穂高連峰

  • 上高地1
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  • 上高地4

上高地のシンボル【河童橋】に到着!
橋の上からは穂高連峰を正面に望むことができ、ここからの眺めはまさに上高地の代名詞。
観光パンフレットやポスターなどでよく見る風景そのもので、思わず「来てよかった〜!」と声に出したくなるほどの絶景でした。

お昼が近づくにつれて観光客も増え、朝とはまた違った賑やかな雰囲気に。
カフェや売店もあり、軽食を楽しみながら景色を眺めるのもおすすめです☕

🌲 明神橋へ|自然の中を歩く至福の時間

河童橋からは【明神橋】を目指してさらに散策を続けます。
片道およそ1時間ほどの道のりですが、緩やかな遊歩道なのでハイキング初心者でも安心。

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途中には森の中を抜ける小道や、川沿いを歩けるルートもあり、移り変わる景色に飽きることがありません。
木漏れ日の中をのんびりと歩いていると、観光というより「自然の中に溶け込む」感覚になり、時間を忘れてしまうほどです。

🍜 明神橋付近でひと休み

10時過ぎに【明神橋】に到着。
ナチュラルな木や吊り構造が特徴の橋と川、そして背景にそびえる山々のコントラストが美しく、写真映え抜群のスポットです。

付近にある嘉門次小屋で、地元のそば粉を使った香り高いお蕎麦をいただきました。
山歩きのあとに食べるお蕎麦は格別で、体に染み渡る美味しさでした。

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  • 明神橋8

🚌 上高地を後にして新穂高ロープウェイへ

帰りは再び河童橋まで戻り、そこからバスでさわんどバスターミナルへ。
時間が経つにつれて観光客がどんどん増えていたので、やはり早朝からの行動が大正解でした!

その後は【新穂高ロープウェイ】へ移動。
標高2,000mを超える山頂からの眺めは、上高地とはまた違うスケールの絶景で、自然の雄大さを全身で感じることができました。

  • 新穂高ロープウェイ1
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  • 新穂高ロープウェイ4

📝 上高地を歩いてみての感想

上高地は「観光地」というより「自然そのものを体験する場所」という印象でした。
大正池から河童橋、明神橋まで歩くルートは、決してハードではないのに見どころがギュッと詰まっていて、季節や時間帯によってまったく違う表情を見せてくれます。

早朝の静けさ、透き通った川、雄大な山々、森の香り──そのすべてが心に残る素晴らしい時間でした。
自然が好きな方にはぜひ、一度は歩いてほしいルートです🌿どの絶景が広がっていました。

宿に戻った後は温泉でのんびり。
夕食後は宿前にある「湯の郷公園」の足湯へ。
…が、驚くほど熱くて、長時間浸かっていられませんでした(笑)

❄ 乗鞍・雪の壁ウォーキング|5月限定の絶景体験

旅の最終日は、乗鞍岳方面へ。上高地を満喫したあとでもうひとつ楽しみにしていたのが、春限定で見ることができる「雪の壁」です。

例年5月中旬頃になると、乗鞍エコーラインの除雪が進み、標高2700mの大雪渓へと続く道が少しずつ開通していきます。しかしこの日は、まだ頂上までは通行できず【位ヶ原山荘】までの運行。そこから先は徒歩で頂上方面をめざしました。

  • 乗鞍1
  • 乗鞍2
  • 乗鞍3
  • 乗鞍4

🚶‍♂️ バス通りを歩いて雪の壁へ

位ヶ原山荘からは、バスが走る舗装路をひたすら歩きます。標高はすでに2000mを超えているので空気も澄んでいて、周囲にはまだたっぷりと雪が残っていました。距離は想像以上にありましたが、「あの雪の壁が見たい!」という思いで一歩一歩進みます。

次第に道の両脇の雪が高くなり、視界の先に白い壁が立ち上がってくると、疲れも吹き飛びました。

🏔 雪の壁の迫力は立山・雪の大谷に匹敵!

ようやくたどり着いた雪の壁は、まさに圧巻。道路の両側に数メートルにも及ぶ雪が垂直にそびえ立ち、立山の「雪の大谷」にも引けを取らない迫力と美しさです。5月の青空と白い雪のコントラストはまさに絶景。

  • 雪の壁1
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  • 雪の壁4

歩いてきたからこそ、この瞬間の感動はひとしおでした。観光客も少なく、静かな雪景色をじっくり楽しむことができたのも良かった点です。

🍙 雪景色の中で贅沢な朝食タイム

雪の壁を眺めながら、朝に宿で作ってもらったおにぎりをいただきました。真っ白な雪に囲まれた中で食べるおにぎりは格別で、まるで山登りをしているような達成感と贅沢さを感じました。

📝 乗鞍で感じたこと

春の乗鞍は、ただ「雪を見に行く」だけでなく、歩いて雪の壁にたどり着くという特別な体験ができます。5月ならではの限定感、静寂の中に広がる白銀の世界は、他ではなかなか味わえない魅力です。

帰りに【一ノ瀬園地】に立ち寄り、今回の旅は終了です。

✨ まとめ

白川郷の原風景から上高地の雄大な自然、そして温泉宿でのんびりとした時間。
移動距離は長いですが、見どころがぎゅっと詰まった充実の2泊3日でした。
平日を狙えば、人混みも少なく、ゆったりと景色を楽しめるのでおすすめです!

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ABOUT ME
まる子
まる子
超初心者ブロガー・会社員
三人の子どもを育て上げた後、限られた休日を大切にしながら旅を楽しむ会社員です。
おひとり様で計画した自由な旅から、娘との女子旅、家族旅行まで、国内各地を巡ってきました。
旅のスタイルは、その時の気分や季節に合わせて。
平日の夜はテニスやピラティスで体を動かし、週末や連休には心をリフレッシュする旅へ。
ブログでは、実際に訪れた観光スポットやグルメ情報、旅の行程や費用感も含めて、等身大の旅行記を綴っています。
あなたの次の旅計画の参考になれば嬉しいです。
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